学生に優しい教科書とは?:改訂作業の手伝いから感じること

今学期よりスタートした仕事の1つとして、リーダーシップ研究をされているロナルド・リッジオ教授の書かれた『Introduction to Industrial/Organizational Psychology(産業・組織心理学入門)』の改訂作業を手伝わせていただくことになった。仕事内容的には、各トピックにおける最新論文のアップデートや、例となる題材を探すことなどが主になっている。まだ作業そのものは始まったばかりであるが、将来、産業・組織心理学を教える際には、ぜひこの教科書を使っていきたいと感じた。その大きな理由が、リッジオ教授の学生に対するの思いから生まれたという、この教科書の原点にある。かつて彼が使っていたこの分野における教科書は、あまりにも専門的すぎて、学生にとって非常に分かりにくく、アクセスしにくいものだったそうだ。リッジオ教授は、それらを克服するため、1987年に教科書の執筆を決意され、その各ステップにおいて学生のことを常に念頭に置きながら、この教科書を完成させられたそうだ。なんでも難しく説明していればレベルの高いものだと見られるかもしれないだろうが、それは間違っていると思う。難解な内容を分かりやすく説明するには、常に相手の立場から物事を見直すことが要求される。今や当たり前だと考えられているかもしれないが、この能力は、研究者・教授に求められる大事な要素の1つなのだろうと感じた。この貴重な機会を大切にし、リッジオ教授から多くを学んでいきたいと思った。

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    • epponpon
    • 2011年 1月 29日

    この教科書使った!確か、入門書って感じで結構わかりやすかった感があるような。。。笑。もう何年も前のことですから。すごいいい機会だねぇ!

    • この教科書使ってたの?彼はSeijiさんのこともよく知ってるよ。その教え子が研究室をうろちょろする時代になりました。修士始まる前にせめてイントロのクラス取りたかったな。

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