2011年 3月 の記事

実践知(Practical Wisdom)とは?:アリストテレスがポジティブ心理学に出会う

先日のエントリーで紹介させていただいた実践知(Practical Wisdom)というコンセプトを紹介させていただいたが、今回さらに詳しく踏み込んでいきたい。コンセプトそのものは、アリストテレスの提唱したフロネシス(Phronesis)という概念にさかのぼり(つまり、真新しい考えではないということ)、賢慮(Prudence)、実践的推論(Practical Reason)、実践的知恵(Practical Wisdom)を意味する言葉である。アリストテレスの概念にはここではあまり深入りしないが、より良い生活を送るためには、様々な美徳を場面や状況のニーズに応じてうまく活用、そして調和していくべきである、というのが彼の考え方である。そして、それらの美徳を統合する「マスター美徳」としてフロネシス(実践知)を提唱している。 続きを読む

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『予想通りに不合理』の著者ダン・アリエリー教授に会う

昨日、行動経済学者ダン・アリエリー(Dan Ariely)教授のレクチャーに参加する機会があった。彼は認知心理学と経営学の博士号を取得されている。内容的には2009年の彼のTEDでの話(動画参照)と重なる部分もあったので、どんな話を聞いてきたかはそれをご参照いただきたい。興味深かった内容は、「アリエリー教授の講義録」として数点ではあるがツイートさせていただいた。過去に、『予想通りに不合理(原題:Predictably Irrational)』という彼の著書を興味深く読ませていただいた。そして昨年には『不合理だからすべてがうまくいく(原題:The Upside of Irrationality)』という新著が出されている。まだチェックできていないので機会を見つけて読みたい。 続きを読む