気になって仕方なくなっていたとある研究者

ここ数日の間、とある研究者の名前を別の人から何度も聞くという出来事が起こり、気になって仕方なくなっていた。ハーバード・ビジネス・スクールにて教鞭を執っているテレサ・アマビル(Teresa M. Amabile)教授である。最初に彼女の名前を目にしたのは、モチベーション関連の文献を探していた時であった。職場においては、内発的動機付けと外発的動機付けが複雑に絡み合っているだろうとの考えを、何らかの形で発展させることができないかと思っていた矢先に見つかったのが彼女が1993年に『Human Resource Management Review』から出版された論文であった。そのタイトルも「Motivational Synergy: Toward New Conceptualization of Intrinsic and Extrinsic Motivation in the Workplace(モチベーションの相乗効果:職場における内発的動機付けと外発的動機付けの新しい概念化に向けて)」となっている。タイトルとアブストラクトを見る限り、すでに考えていたことがやられてしまっている感覚に思わず落胆してしまったが、じっくり読んでから改めて紹介したいと思う。その数日後には、クラスメートから、心理学入門レベルの授業に利用される古いビデオシリーズの1つを見せてもらう機会があり、そこで再び彼女の名前を耳にする。そのビデオ教材の中で案内役として様々な概念や研究の解説をしているのが、若き日のアマビル教授であったのだ。そして最後に、こちらでお世話になっている教授数人のオフィスで見かけた青い表紙の本の著者の1人が、アマビル教授であることに気づき、ようやくすっきりする。そのタイトルは『The Progress Principle: Using Small Wins to Ignite Joy, Engagement, and Creativity at Work』。出版されたこの夏、すでに気になってAmazon.comの欲しいものリストに追加してあったことにも気づく。Youtube上には、彼女がこの「Progress Principle(進捗・前進の原理)」について語っているクリップもあるのでここで紹介しておきたい。

このビデオの中でアマビル教授は、職場においてシンプルに前進し続けることの効果を語っている。彼女と共同研究者のスティーブン・クレイマー博士は、創造的なプロジェクトに携わる労働者によって書かれたおよそ12,000もの日記エントリーを分析し、知覚・感情・動機から成り立つInner Work Life(内面的労働生活)がポジティブな労働者は高いパフォーマンスを示している、と結論付けている。詳しい内容についてはいずれ本を読んでから紹介できるといいが、様々なプロジェクトが立て込んでいるのでずっと先になってしまいそうだ。

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