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ミハイ・チクセントミハイ博士の生い立ち

Mike私の指導教官の一人として日ごろお世話になっているミハイ・チクセントミハイ教授は、今月末の誕生日をもって傘寿を迎えられる。クレアモント大学院大学では、今月6日、長年に亘る彼の功績を称えてのシンポジウムが開催された。多重知能の研究で著名なハワード・ガードナー博士をはじめ、教授の古くからの同僚や共同研究者たちがお祝いを込めた講演を。ロッククライミングを楽しむ教授の若き日の写真に聴衆が驚く一幕も。そして本年11月にはビジネスコンサルタント社さんによる招聘で、チクセントミハイ博士の来日講演が決定している。そんな彼の生い立ちにかねてより興味を持っていたのだが、以前それをまとめる機会があったのでここで紹介させていただきたい。大まかな話は教授がTEDで話されている通りだ。細かな部分に関しては、教授がシカゴ大時代に『Chicago Tribune』誌によって行われたインタビュー記事として掲載されていたり、講義の際に聞いた話もあったので、それらも併せてまとめてみた。 続きを読む

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ワークパラドックス:労働者におけるフロー体験の研究から分かったこと

過去のエントリーでも紹介したが、フロー理論の中では、フローを体験するためには、個人のスキルレベルに合ったチャレンジレベルが必要となる。それでは、仕事の場面において、フロー体験に必要なスキルレベル・チャレンジレベルがそろっていれば、必ずフロー体験そのものにつながるのだろうか?ひょっとするとそうではないのかも知れない、というのが今回の話である。

1989年、『Journal of Personality and Social Psychology』の中で紹介されたCsikzentmihalyi博士、LeFevre博士両者の研究は、78人の労働者を対象にExperience Sampling Method (ESM:経験サンリング法)という方法を使って1週間参加者を追い、彼らの仕事中やレジャー中の心理的経験(フロー、不安、退屈など)について調べたものだ。 続きを読む

授業への熱中も受ける側次第:フロー理論の応用編

冬休みもついに終わり、いよいよ本日より新学期スタート。早速午前中は統計学(回帰分析)の授業に、午後も統計学(因子分析)の授業に参加。どちらもデール・バーガー教授というおいしそうな名前の先生が教えている。その授業も名前に劣らずなかなかおいしい(ただ綴りはハンバーガーのバーガーではないので注意)。ミネソタで修士号に取り組んでいる間にも一通り学んだ教科ではあったが、バーガー先生はなかなか細かいところまで踏み込んでくれるので非常に勉強になる。先学期も彼の授業を取っていたが、昔習ったことがあるから、との理由で軽んじた態度をとっている学生がいたことを残念に思った。私は、そのような態度を取ってはいなかったものの、その当時は、「あぁ、また繰り返すのか」と少々の落胆を覚えていたのは確かだ。

そんな時、ポジティブ心理学授業でフロー体験に関する課題が出た。 続きを読む