タグ : Csikzentmihalyi

ミハイ・チクセントミハイ博士の生い立ち

Mike私の指導教官の一人として日ごろお世話になっているミハイ・チクセントミハイ教授は、今月末の誕生日をもって傘寿を迎えられる。クレアモント大学院大学では、今月6日、長年に亘る彼の功績を称えてのシンポジウムが開催された。多重知能の研究で著名なハワード・ガードナー博士をはじめ、教授の古くからの同僚や共同研究者たちがお祝いを込めた講演を。ロッククライミングを楽しむ教授の若き日の写真に聴衆が驚く一幕も。そして本年11月にはビジネスコンサルタント社さんによる招聘で、チクセントミハイ博士の来日講演が決定している。そんな彼の生い立ちにかねてより興味を持っていたのだが、以前それをまとめる機会があったのでここで紹介させていただきたい。大まかな話は教授がTEDで話されている通りだ。細かな部分に関しては、教授がシカゴ大時代に『Chicago Tribune』誌によって行われたインタビュー記事として掲載されていたり、講義の際に聞いた話もあったので、それらも併せてまとめてみた。 続きを読む

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チクセントミハイ博士から日本へのメッセージ:”Welcome to the New Japan” 

3月11日の東北大震災から早くも2ヶ月が経とうとしています。被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げます。また、被災地の早期の復興を日々お祈り致します。被災地の惨状を思うと、胸の詰まる思いと同時に、海を挟んだ場所にいる自分の無力感で一杯になります。そんな気持ちと多忙さから、しばらくブログをアップデートできずにいましたが、改めてきちんと再開しようと思いますのでよろしくお願いします。

先月下旬にチクセントミハイ博士のオフィスで研究について語っていた時のことであった。その時に日本ポジティブ心理学協会より日本へのメッセージを依頼されていた話をしてくださった。内容が気になっていたが、同協会ホームページに掲載されていたので紹介したい。以下の内容は一般社団法人日本ポジティブ心理学協会(JPPA)ホームページより転載したものである。 続きを読む

ワークパラドックス:労働者におけるフロー体験の研究から分かったこと

過去のエントリーでも紹介したが、フロー理論の中では、フローを体験するためには、個人のスキルレベルに合ったチャレンジレベルが必要となる。それでは、仕事の場面において、フロー体験に必要なスキルレベル・チャレンジレベルがそろっていれば、必ずフロー体験そのものにつながるのだろうか?ひょっとするとそうではないのかも知れない、というのが今回の話である。

1989年、『Journal of Personality and Social Psychology』の中で紹介されたCsikzentmihalyi博士、LeFevre博士両者の研究は、78人の労働者を対象にExperience Sampling Method (ESM:経験サンリング法)という方法を使って1週間参加者を追い、彼らの仕事中やレジャー中の心理的経験(フロー、不安、退屈など)について調べたものだ。 続きを読む